資格を取ってからの転職の仕方

近年、通信教育などで資格を取ろうと考えている人が増えています。
しかし、いくつか気をつけなければいけないことがあります。

資格を取るときの注意点

まず、主体的に行動しないと資格は取れないということです。

通信教育では自分で計画を立てて、課題を遂行することが求められます。
最後まで出来ずに諦めるという人もいます。

２つめに、今まで自由だった時間を、勉強に費やさなければいけないということです。

働きながら勉強することは、想像以上に大変です。
仕事で疲れても課題に取り組まなければいけない場合や、休日は資料探しや課題で終わってしまう場合があります。

また、友人との付き合いが減り、疎遠になってしまうこともあります。

３つめに、資格取得の勉強をしていることを、職場にばれないようにすることです。
ばれると、職場内で孤立したり、陰口を言われるからです。

転職のアピールポイント

転職するときのアピールポイントとして、働きながら勉強してきたということです。
これをアピールすることで、自己管理のができる、目標に向かって頑張ってきたのだと好印象を持たれます。

また、仕事をしながら勉強したことで、以前は出来なかったことが出来るようになったことを実体験を交えながら説明すると、転職のときに強みになります。

転職の仕方と注意点

仕事を探すのに一番使いやすいのは、ハローワークです。

ハローワークでは求人情報の他に、就職支援セミナーや、履歴書や職務経歴書の添削を行えるコーナーがあります。
また場所によっては、土曜日も使えるので、仕事をしながら探すことも出来ます。

ハローワークで一番活用できるのは、教育訓練給付金です。
これは、雇用保険の被保険者であった期間が１年以上あれば、誰でも受給することが出来ます。
厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し、修了することで、１０万円を上限に、教育訓練施設に支払った訓練費用の２割が支給されます。
自分が取りたい資格が教育訓練に当てはまるか、事前に確認することをおすすめします。

転職するときの注意点として、なぜ転職したいのかを自分の中で明確にすることです。
待遇が良いからという理由では、仕事を続けることは困難です。

資格を活かした仕事は、専門的な仕事なので、広く深いことが求められます。
そのため、自分が考えていた仕事の印象と大きくかけ離れてしまう場合もあります。

また、自分の時間を最大限活用して資格を取るということは、長期間続けることが出来る強い意志が必要不可欠です。

明確な目標を持ってから、資格取得を目指すことをオススメします。