未経験で秘書に転職したい。有利な資格や知識、語学力について

女性が担える仕事として注目されることが多いのが秘書であり、魅力に駆られて転職を望む人も多いでしょう。競争率も高いため、有利に進めるための準備をしておくことが大切です。

資格の取得を考慮すると共に、どの企業で働くかを考えて業界に応じた能力を身につけておきましょう。

転職でなる人が多い秘書

秘書に新卒でなる人もいないわけではありませんが、比較的転職でなる人が多いのは特徴的な点です。
オフィス勤めをしてきた人がそのままスキルを生かして仕事にできる場合が多いからですが、採用枠として若い人が注目されることから早期の決断が必要になっています。

30代になると枠がなくなることも多いものの、働き始めてしまえば長年に渡って働けるというメリットがあるのも事実です。
スケジュール管理や書類作成などの基本的な仕事の中で重要書類を扱うことも多く、上司に相当する人の特性を理解して対応できることが望まれるからであり、安定した仕事が行いやすいことが魅力となっています。

取得しておくと良い資格

秘書になるために特別に資格は必要がありませんが、秘書検定や国際秘書検定を受けておくと有利になるのは確かです。
特に未経験である場合には、基本的な仕事を手際良く行うための素養があることを示せるので取得しておくに越したことはありません。

一方、実務面を考慮して資格を取得しておくのも賢明な考え方です。
基本的な仕事として文書処理を日常的に行うため、その扱いに長けていることを示すためにワープロ検定などのパソコンの実用に関わる資格を取得しておくと良いでしょう。

業界をよく知っている大切さ

秘書になる上では業界をよく知って、それに応じた能力を身につけておくことも重要です。
実際に働いたことのある業界であれば、知識面でその業界で必要なことが一通り整っていて、意思疎通で困ることがないでしょう。

また、国際化が進んでいる影響を受けて英語を中心とした語学力の高さが求められるケースも増えてきています。
特に上司が英語に堪能ではない場合には通訳を任される場合もあるため、高い英語力をつけておき、資格や試験のスコアなどを重視しておくと良いでしょう。

小規模な企業では秘書が経理の仕事を兼ねる場合もあるため、経理に関わる法律についての知識をつけたり、簿記検定を受けたりしておくのが有利にはたらきます。
業界の状況や各企業での実情をよく理解してから転職活動を進めていく有利になるでしょう。