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転職で必要なスキル~業界別に解説 | 転職エージェントトーク

メーカーへの転職、気をつけたいのは?

日本ではメーカーを頂点とする産業ピラミッドを構成する裾野が非常に大きいのが特徴です。そして垂直方向・水平方向に、網の目を張ったような取引関係があります。

工業分野では、部品点数の多い自動車産業がイメージしやすいでしょう。
業界トップの企業で働くのは大きな魅力があります。その魅力と、転職に際して気をつけたいことについて、以下記述します。

メーカーで働くことの魅力。

産業界を見渡したとき、やはり魅力的に映る企業は、その産業をしたから支える企業というよりは、業界トップシェアを誇るメーカーが優れていると考えるのは自然なことです。
もちろん企業の内部での責任は重くなりますが、基本的に給与や賞与、総じて福利厚生に優れていますし、やりがいも大きくなるはずです。

もちろんそうした考えをせずに、メーカーを支える中小企業で生きる道を見いだすことも可能ですし、その判断が誤っているとか妥協の産物だとかいうことはできません。
多分に偶然に支配される部分があるにせよ、本人の価値観や生活観によって合理的に判断された結果として尊重されるべきです。

下請け企業出身の強み。

エンジン

とはいえ産業界で下請け経験を積んで、様々な知見やマネージメント能力を身につけたら、チャンスがあればメーカー勤務への転職に挑戦してみるのも一考です。
メーカー勤務のあなたと同じくらいの年齢の社員は、あらゆる意味でスペシャリストと言えるでしょう。

会社の中で合理的な役割分担を基に、高度な専門性を身につけています。
一方あなたは下請け企業出身です。これは非常に強みでもあります。

なぜならそれまでの仕事は専門スペシャリストというよりはジェネラリストなのです。
厳しい制約の中で人間関係にもまれ、責任分担は多岐に及び、その中で結果を出さなければならないのです。こうした経験は転職したあとにも必ず強みとして発揮されるでしょう。

転職に際して気をつけたいこと。

中小企業での職歴は大きな財産になりますが、転職に際しては大きな注意点があります。
それは守秘義務とコンプライアンスです。守秘義務に関しては、業界でのライバルに秘密・機密が漏洩することを気をつけます。

うっかり秘密を漏らしたことが、巡り巡って全く予想もしていなかったところで火の手が上がることがあります。大スキャンダルに発展することもあり、そうなると責任のとりようもありません。

コンプライアンスは近年企業の約束事として重視されていますが、法令遵守をはじめとして業界トップ企業として恥ずかしくないよう、広く社会に安心して受け入れられる体質を作らなければなりません。

その意味で転職に求められる資質は、自己管理能力に優れているということが第一です。

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