法務・コンプライアンスへの転職。活かせる経験や有利な資格は？

法務・コンプライアンス系で働くために転職をするのは困難な道です。
基本的には実務をこなせる人材を確保することが目指されていると知っておきましょう。

未経験で仕事を得るなら資格の取得や能力の高さが欠かせません。
しかし、可能性を導き出すための方法もあるので諦めずに努力してみましょう。

未経験では難しい実情の理解

法務・コンプライアンス系で働く際には、基本的には実力重視であるということを理解しておく必要があります。

法務・コンプライアンスの仕事は企業にとっては利益を生み出すものではなく、正しく行わなければ企業経営が成り立たなくものです。
そのため、法に従って行わなければならない内容を滞りなく手際よく行える人材ほど重宝されます。

必然的に、中途採用ともなると経験者しかほとんど採用されないのです。未経験では転職は厳しい現実があるという理解は欠かせません。
しかし、努力次第で可能性を見出すことができます。

未経験で転職するなら必要な資格

未経験で法務・コンプライアンスへの転職を目指すなら、実務にすぐにつけるようになるための基礎ができていることを示さなければなりません。
そのために重要になるのが資格です。

理想的には弁護士、司法書士、行政書士のいずれかを取得することですが、極めて難関であるのは事実です。
それに比べて取得しやすいものとして、ビジネス実務法務検定やビジネスコンプライアンス検定を受けるのは賢明な考え方でしょう。

数ヶ月から一年程度の勉強期間があれば、ビジネス実務法務検定であれば１級か２級、ビジネスコンプライアンス検定であれば上級の合格を得られる可能性があります。
こういった資格を足場にして転職活動を行うと成功の可能性が高まるでしょう。

経験として役立つ可能性がある総務や経理の経験

法務・コンプライアンス系で働く際に注目しておくと良いのが総務や経理の経験です。
こういった管理系の仕事についた経験がある場合には、法務との兼任者を求めている企業からの求人を探すと有利に転職ができます。

兼任をして実力があることを示せれば専任になれる可能性もあり、昇進できる確率も高まるでしょう。
まずは法務・コンプライアンス関係に携われる糸口を見つけることが大切であり、兼任も考慮しておくと職場が見つけられる可能性が高まります。

特に人件費がかけられないベンチャー企業などでは、兼任ができる人材を求めている場合が多いことから注目しておくと良いでしょう。