バイオ業界への転職に必要なスキルは?
- 2016.06.14 @ 1212view
- 転職で必要なスキル~業界別に解説 | 転職エージェントトーク
発酵や遺伝子組み換え・組織培養・細胞融合など生物学上の研究を活かしてビジネスにしたもの、それがバイオ産業です。バイオテクノロジーを活かしたこの産業は比較的新しいもので、2000年代前半から注目を浴び始めました。
現在も発展中の分野で、医療業界・食品業界・エネルギー業界などさまざまなところでバイオ技術は使われているため転職先も引く手あまたのように感じられますが、実際にはそうでもありません。
たとえ、大学時代に遺伝子工学・生命科学・たんぱく質工学・農学など臨床や研究開発を重ねていたとしても実際には企業側と求職者側の需要ギャップにより就職・転職するには狭き門となっているのです。
医薬品業界の応用分野の知識と経験
ただ、転職をするためにはやはり理工系大学や専門学校を出ている方が有利でしょう。その上で、幅広いバイオ業界の中でどの分野で働きたいのか的を絞って知識と経験を積み、転職先を決める必要があります。同じ業界であっても同じバイオでも応用範囲が広く、応用分野により何が求められているのか違ってくるからです。
特に多い業界となると医薬品業界でしょう。新薬の製造に使われます。化学繊維メーカーや化粧品メーカーで働くという場合もありますし、食品メーカーや農業試験所なども仕事場です。ただ遺伝子組み換え食品の研究は日本ではあまり行なわれていないので、この分野はまだまだあまり発展していません。
バイオ技術者認定試験の中級か上級
この分野に就職するために必ず必要な資格というのはありません。ただ、特定非営利活動法人の技術教育学会が行なっているバイオ技術者認定試験の中級と上級というのはあり、取っておくのも転職のときのアピールポイントとして有利でしょう。
今のところアメリカに比べて日本ではまだ発展途上の業界であり、技術者もあまり多くはありません。民間企業で技術者の需要が少ないので転職先自体も少ないですが、自分が研究し得意とする分野とぴったり合うものが見つかれば断然有利です。
研究者としては大学院レベルの知識が必要
最近では転職サイトなどを使って仕事先選びがインターネットで手軽に出来るようになりました。異業種で働いていて忙しいという人もネットで調べることができるので時間を気にせず探すことができます。
将来性のある分野であり、これからの発展が期待されます。何らかの興味がある分野があるのならばとにかくトライしてみましょう。
企業などの研究者として働くには大学でも院まで行ったくらいのレベルの知識が必要となってくるので更に難しくなってくるでしょう。
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