良い転職・悪い転職～キャリアコンサルタントが教える転職成功術

キャリアコンサルタントになると、様々な転職のサポートをして事例を豊富に抱えています。
色々な人を相手していると、良い転職と悪い転職にも区別が付くようになっていくものです。

成功する人に共通している要素を知って、転職に失敗しないようにしましょう。

転職成功のための目標の具体化

良い転職と悪い転職を分ける要素として、最も大きいのが目標設定の仕方です。

キャリアコンサルタントに相談に来る人は、現在の仕事について何らかの不満を持っています。しかし、その不満についてはしっかりと主張できて、転職で解決したいという意志があっても、実際に何をしたら良いのかわからないという人が多いのです。
それで漠然とやりたい仕事を探して転職活動を行ってきたものの、なかなか採用してもらえなかったり、採用されても満足できずにまた転職を決意したりしてしまっています。

この根底にある問題は、転職によって何を達成するのかという目標が具体化されていないことです。
問題解決の方法を考えて、転職によって解決するためには何を満たす職場である必要があるかを具体的に示せるようにならなければ良い転職は実現できないでしょう。

目標の具体化をしてからの職場の選び方

キャリアコンサルタントと相談すると、まず最初に目標の具体化が行われるのが一般的です。

それでもなお悪い転職をしてしまう場合があります。これは目標をせっかく具体化したにもかかわらず、それに従わずに職場を選んでしまうからである場合が多いのが実情です。
求人募集に目を向けていると魅力に感じてしまう部分がよく目につきます。給料が高かったり、職場が近かったりすると、もともとは目標に掲げられていなかった要素であっても目が向いてしまいがちなのです。

その魅力に駆られてしまうと、本来の目標が達成できなくなってしまうことがよくあります。それが悪い転職につながってしまっている人も少なくありません。

退職のタイミングを考える重要性

うまく良い転職を実現できたと考えていても、最後のステップが念頭から外れていて失敗する場合もあります。キャリアコンサルタントに相談して良い転職先が見つかっても、退職がうまくできずに採用を取り消されてしまうことがあるのです。

退職のタイミングも考えながら採用を獲得すると良い転職が実現できます。
通常は退職届が受理されてから２ヶ月前後の引き継ぎ期間が必要になるため、そのことも考慮して計画的に転職することが大切なのです。