転職エージェントから紹介を断る場合は

転職エージェントは自分で情報を探す転職サイトとは違い、転職支援に関するプロがキャリアカウンセリングを行った上で自分が持っている「強み」や「特性」を引き出し、最も適した求人企業を無料で紹介してくれるサービスのことです。

転職サイトは個人で就職活動を行うのに対して、転職エージェントはキャリアパートナーのチームとして就職活動を行います。第三者の立場から転職先の企業を選ぶポイント、企業の詳細情報、応募や面接日時の調整など就職に関するさまざまな事柄を支援してくれます。

転職エージェントの役割

転職エージェントを利用した場合、登録すると一人ひとりに担当がつき、担当した人のさまざまな相談に乗ります。さらに企業から求人を預かることも転職エージェントの役割の一つです。転職希望者と求人する企業、双方の利益のために存在しているので利用者が後を絶たないのです。

しかも入社が決定した企業から報酬を受け取る仕組みなっているので転職希望者は無料で利用できるのです。就職希望者は自分に合った企業を紹介してもらい、求人募集をした企業は有力な戦力を紹介してもらえるという理にかなっている職業なのです。

紹介された企業を断る場合

自分が希望しない企業を紹介された場合は断ることもあるでしょう。
しかし、一度断ることでその後の求人を紹介してもらえない、という心配をする方も多いようです。一概には言えませんが、自身が望まない企業であれば断ることもできます。

そのときに注意しなければならないのが断り方です。
「断る」という意思表示のみでは別の求人の紹介ができません。

理由を明確にする必要があります。
希望にそっていない、条件が良くないなど断る理由は人によって違いますが、その理由もなく、ただ拒絶するだけでは次につながりません。

理想的な断り方

転職エージェントは求職者の希望条件全てを把握できるわけではありません。
親身になってカウンセリングを行い、相談を伝えていても理解してもらえないこともあります。理想的な断り方として「断る理由を明確」にする、そして今後「どの希望条件を優先して紹介してほしい」のかを伝える、それでも理想の企業がなければ「きっぱりと断る」ことが理想的です。

転職エージェントも仕事なので、よほど失礼な断り方でなければ問題ありません。
むしろ曖昧にされ、面接の段階で辞退される方が迷惑になります。

条件や希望を分かりやすく伝え、その上で適したものがなければ別の転職エージェントに登録することも一つの手段です。転職エージェントは感謝によって担当者の質やレベルも違い、扱う求人も違います。一つのところに固執する必要はありません。