サービス業からの転職を成功させるポイント、活かせるスキルは？

サービス業に従事していて一番身に付くスキルはなんといってもコミュニケーション能力ではないでしょうか。コミュニケーション能力はすぐに身に付くというものでなく経験の中で培われるもの。転職の際には大いにアピールポイントとなることでしょう。

コミュニケーションは大丈夫？

飲食業・ホテル・小売などサービス業にも様々なフィールドがありますが、すべてにおいて共通するのが日々多くの人とコミュニケーションをとらなければ仕事にならないという事です。

例えばショッピングモール内のアパレルの販売員であれば、数多くあるショップを見て回られているお客様がどういった商品を探されているのかニーズを聞き出し提案することが大切です。または一人でゆっくり見たいお客様には一旦そっとしておき、お客様の様子を見て必要な時にさっとお声掛けできる洞察力が求められ、的確でお客様にとって心地よいお声掛け・提案が出来れば売り上げにつながり、話が盛り上がれば次のご来店につなげることが出来るかもしれません。

反対にスタッフの立ち居振る舞いや声掛けがお客様にとって不快なものであれば、すぐにほかの店舗に逃げられてしまい売り逃してしまうシビアな仕事です。

美容師さんの場合

例えば美容師であれば、一人のお客様に対して１時間以上担当について、その方の心地よい時間を作ることを考えて会話のリズムを作る必要があります。その会話の中でお客様がどのような髪の悩みを持っていてどのような髪型にしたいのかを聞き出し自らの技術をもって形にしていく作業は大変難しいことでしょう。

いずれにしてもサービス職はお客様の立場に立って、今お客様がどのようなことをお求めなのかを考え言葉行動に移す必要があります。

サービス業の心得

毎日毎日たくさんのお客様と接しアンテナを働かせていると、人の気持ちを考え行動に移すことが自然にできるようになるでしょう。
相手の立場や気持ちに寄り添い行動することは、何をするにも人間関係を良好にするためには大切なことです。

営業職であれば営業先の企業の担当者の言葉や表情、行動などからその企業の需要を見極めること、企画開発職であれば自社の商品をチームで提案を出し合い最良の商品案を導きださなくてはなりません。

いずれにしても人との良好なコミュニケーションがあってこそ円滑に進めることが出来る仕事でしょう。サービス業から他業種への転職ではこういったコミュニケーション能力の高さが最大の強みになると思います。

転職は経験者採用と言われるだけあり、社会人としての経験を買ってもらうことが採用につながります。仕事で培った自分の強みが志望する企業・職種においてどのような利点があるのか整理し効果的な言葉で担当者に伝えられるように整理しておくことが大切でしょう。