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転職したい！自動車業界ってどういうもの？

自動車業界へ転職したいと考えている方に業界での仕事がどんな感じか理解していただけるようまとめてみました。

自動車業界は裾野の広く、底の深い業界です。

自動車を作るにはエンジンのような機能部品からシートのような繊維部品や、ガラス、電子部品と様々の分野の物か必要です。

その生産にあたっては一次下請けから二次、三次と多くのメーカーが関係しています。

また、部品によっては同じものを何種類かの車で共有するため大量に生産する必要があります。

時にはカーメーカーをまたいで共有される場合もあります。

従って同じものを月に何万個と作ることは日常的にあります。

また、完成品である自動車は大きな物であるため在庫を持つとスペースを取る、部品一個から完成車になるまでの物流が長いといったことから、在庫を極力持たない生産方式、かんばん生産が普通です。

それに伴い短納期での対応が要求されます。

作業員

転職となると気になるのが勤務時間や休日です。

人事、経理といった間接部門への転職ならそれほど変わらないでしょうが、直接の生産部門となると業界ならではの勤務体系があります。

直接の生産部門は二交代、三交代が一般的です。

また、機械によっては一回止めると再稼働に時間がかかるため一日の休みで生産性を大きく下げることになるものもあります。

そういう理由で自動車業界では休日をまとめて取るようにしたオリジナルカレンダーで操業しています。

つまり、祝祭日は休めないと考えた方が良いです。その代わり、お盆やお正月は長期連休になっているのが常です。

間接部門間での転職であれば仕事に大きな差は無いので特筆することは無いので直接の生産現場の作業について説明します。

生産は大量生産を基本としているので流れ作業です。

短時間で、多人数でひとつの製品、部品を作り上げることになります。

つまり一人ひとりは同じ作業の繰り返しになります。

一定の速度で決められた作業(通常は二つ三つの動作)を繰り返します。

また大量生産ですので生産そのものは自動化されてる場合も多くありその場合は機械へ部品をセットするだけの作業だったりすることもあります。

それ以外には検査作業のようなものもあります。

検査作業の場合は機械で検査するだけでなく目で見たり、音を聴いたりとか、五感での判断を求められるような時もあります。

また、自動化機械を多く保有してる企業などは機械のメンテナンスや稼働の監視といった仕事もあります。