事務職への転職が人気な理由

未経験でも異業種から事務職に転職したいという声が多く聞かれます。

しかし、新卒で入社といっても募集枠自体が少なく、狭き門で転職となると経験値を問われる部分も多く、正社員としての募集は未経験では採用はよほどの人物重視でないと難しいとも言えます。

多くは派遣やパートなどの雇用形態をとっている所が多いですが、それでも未経験となると他に魅力あるスキルの持ち主がいれば採用は難しいと言えるでしょう。

倍率が高くても実際に事務職に転職したいという人は多く、有利な資格を取得してから転職に臨む人もいますが、なぜ事務職が他の職種よりも人気な理由を大まかに3つ挙げられます。

勤務体制

まず初めに、「定時上がりやカレンダー通りの魅力的な勤務体制」です。
多くの企業の事務職はカレンダー通りの休みを貰える事が多く、また仕事の量も決算や締めの繁忙期以外には比較的自分のペースで進める事が出来るので仕事を自分で調整しやすいというメリットを持っています。

また夜勤などの不規則な勤務体系もほとんどなく、シフト制も少ないので決まった時間を毎日繰り返すので明日は何時に出勤しなければならないといった出勤時間の心配もありません。
この為、規則正しい生活がしやすく、仕事を上手く調整できる人は有給も取りやすく、仕事とプライベートが充実できる環境下にあるとも言える為、人気の理由の一つとなっています。

デスクワーク

次に、「座っての作業が多く、体力面に自信が無くても良い。」という事です。
事務の仕事はデスクワークが基本なのでほぼ勤務時間中は座っての作業になります。

異業種からの転職を希望する人は立ち仕事や外での仕事で天候や体調に左右されずにゆっくり座って仕事ができる環境は年齢を重ねても続けれそうという声も多く、体力面を心配して事務職で長く勤めたいという人もいます。

自分のペース

最後に、「接客業でもない為、部署によっては黙々と自分のペースで出来る」という事です。
接客業の場合には常に誰かの接客をしなければならず、人と接する事が好きな人でも毎日となるとうんざりする日も少なからずあります。

しかし、事務職では部署によっては電話での応対や社内でのやり取り程度で部外者とは全く関わらずに黙々と仕事をする事が可能な所も多くあります。
この為、何かを中断して仕事がはかどらないといった事もさほどなく、集中して作業を行える環境があるでしょう。

また、1ヶ月サイクルで事務の仕事を繰り返すので数か月も経てば仕事の流れも見えて作業も覚える事が出来ます。