中高年の転職、難しくなるのは何歳から?
- 2016.04.06 @ 852view
- 最近の転職事情~年代別・異業種 | 転職エージェントトーク
中高年で転職をしようとしますと、年齢がネックになる場合があります。
例えば、有名な会社で重要なセクションで働き、職務経歴が良ければ、他社からスカウトを受けることもありますが、一般の中途採用枠の中で採用されるには、35歳がひとつの基準になると考えられます。
年齢制限
労働基準法では、年齢制限を設けることは基本的に禁止されていますが、特例があり、長期に渡り仕事をすることで、人材育成を図りたいとの考え方から、あえて年齢制限を設けている場合もあります。
もちろん即戦力で仕事ができる人ならば、採用されることがありますが、チラシなどの求人広告やネットでの求人サイトを見る限り、少なくとも30代の人でなければ、書類選考時で不採用になることもしばしばあります。
当然のことです。
定年まで短い期間しかない人を採用しても、能力が上がる可能性は少なく会社に貢献できる機会が少ないのです。
良い職歴や学歴
また、年齢の条件が厳しくなく、書類選考を受けることができても、あまりにも良い職歴や学歴ですと、企業の担当者が入社を遠慮する場合もあるのです。
都合の良い断り方と判断することもできますが、企業の人事担当者はあまりにも優秀な経歴を有する人に対して、自社で採用しても、優秀すぎてすぐに辞めてしまうのではないか、満足できる仕事があるかどうか、また、中高年で入社しますと、自ずと上司が年下という状態になりますので、使いにくいということも考えるようです。
雇用形態でも正社員、契約社員、パート、アルバイトなどさまざまあり、基本的には正社員を希望するのですが、パートやアルバイトでも年齢制限があり、正社員よりも転職が難しいということも多いのです。
中高年で転職するには
中高年で転職する場合には、大手の人材紹介会社などに職務経歴や経歴書を登録しておき、年齢制限のない会社を紹介してもらうようにすることが最も効率的な方法です。
もしスカウトがあるようなら、採用企業は年齢よりも、これまでの経験を発揮して欲しいと考えている場合が多いので、性格が良ければ最初から重要なポストで転職をすることが可能です。
中高年で転職をするためには、今の会社での実績を全てゼロにしてしまうことになり、大幅に収入が減るリスクが高いので、今の会社に在職中に候補となる会社を見つけて、採用が決まりましたら退職するという手順を踏んだ方が生活に窮することもありませんので、退職してから新たに再就職の活動をすることは避けるべきです。
そして家族がいる場合には、転職する旨を伝えておかなければなりません。
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