35歳転職限界説は過去の事。30代後半以上の人材に企業が求めるのは?
- 2016.10.17 @ 908view
- 最近の転職事情~年代別・異業種 | 転職エージェントトーク
転職するなら35歳までという限界説は、もはや過去のこととなっています。35歳になってから新しい職場に行くことを想定してキャリアパスを作ってきている人もいるからです。
どういった人材が企業からは求められているのかを知ると、将来の仕事の可能性を広げていくことができるでしょう。
欧米の影響を受けて変化した日本の転職
日本ではそもそも企業精神を培うことが奨励されていて、転職があまり良いものとして認識されていませんでした。
35歳で職を変えるのは難しくなるという説ができたのも比較的最近のことであり、転職が容認されるようになってからのことです。
しかし、欧米の影響を受けて新しい職場を探して活躍しようと考えることが社会的に認められるようになってからは、積極的に別の職場を求める人が増えてきました。
その状況に着目して企業の目も養われ、30代後半以上の人材もうまく活用して企業を成長させていこうという考え方が強まってきています。
即戦力としての人材確保
35歳以上になった人材を確保する目的は、それから教育を行おうというものではありません。
基本的には、現場で必要としているスキルや経験がある人材を手に入れて、すぐに事業を展開させられるようにするのが目的です。
そのため、誰もに豊富なチャンスがあるわけではなく、しっかりとしたキャリアパスを作り上げてきた人ほどうまく転職できる機会が開けているのが実情です。
資格を取得したり、活躍してきたことを客観的に示せる成績が明示されていたりすると、速やかに採用が勝ち取れるようになっています。
管理職としての採用の意図
35歳になってもまだ20年以上働けるのは明らかでしょう。現場での戦力としての採用とはまた別に行われているのが、管理職として経験豊富で視野が広い人材を手に入れる採用です。
これは社内で管理職として適切な人材が育っていない場合や、中小企業でそういった有能な人材がなかなか手に入らない場合によく行われるようになっています。
大企業からのスカウトという形での採用を行う場合もしばしばあります。
直接管理職として採用されるケースもないわけではありませんが、必ずしも採用当時は管理職となるとは限りません。現場で数年働いてもらって様子を見た上で、近い将来に管理職に引き上げるのを目的とした採用が行われる場合が増えているのです。
管理職として働けるために十分に広い経験を積んでいれば、こういったキャリアパスも描けるようになっています。
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